この手術について
エラ削り(下顎角形成)は、下顎骨を再形成し、よりスリムでやわらかく、バランスの取れた顔にする輪郭整形手術です。四角い・ゴツゴツした印象の原因となる下顎角の幅と張りを軽減することに重点を置いています。
エラ削りの手術方法
01. 下顎角形成術(骨切り)
四角い印象は下顎全体がしっかり発達していることに由来する場合もありますが、多くは下顎角の突出によるものです。よりやわらかい顔の形にするため、この顎角を切除する手術が長く行われており、正面から見てよりスリムにするために皮質骨削りを併用することも多いです。下顎角を復元する再建手術もエラ削りの一種とされます。
02. 皮質骨削り(アウターコルテックス削り)
下顎骨は、外側皮質骨・海綿骨・内側皮質骨の3層構造になっています。この手術では外側の皮質骨を薄く削ることで、あごの厚みを減らします。骨の厚みが減って回復するにつれて周囲の筋肉も自然と引き締まるため、正面から見たお顔がよりシャープで細い印象になります。
03. 下顎角再建(エラ再建)
以前のエラ削りで骨を削りすぎ、耳の下の角が不足して見える場合で、顎角を復元したい患者様に行われます。自家骨またはボーンセメント、メドポア、チタンなどのインプラントを3Dでカスタムメイドし、再建に使用します。
エラ削り(下顎角形成術)の手術の流れ
1. カウンセリング・精密検査
専門医が顎の形態や骨の厚みを正確に診断し、エラが張って見える原因が「骨の幅」「咬筋(筋肉)の発達」「その両方」のいずれにあるのかを評価します。
3D-CT撮影やパノラマX線写真検査を行い、下顎角の位置、骨の厚み、神経(下歯槽神経)の位置を立体的に把握した上で、骨削り・筋肉(咬筋)の調整・あるいはその併用のいずれが最適かを決定します。
2. 麻酔
口腔内から骨をアプローチする手術となるため、全身麻酔下で安全に行われます。
3. 切開
口腔内の奥歯付近、下歯茎のラインに沿って切開します。
顔の表面を切開することはないため、傷跡が外から目立つ心配はありません。
4. 顎骨の露出
専門医が周囲の軟部組織や筋肉を優しく剥離し(必要に応じて咬筋の一部を切離)、下顎角から下顎体にかけての骨をしっかりと露出させます。
5. 骨削り(骨切り・皮質骨削り)
医療用の骨切り器具を使用し、エラの原因となっている不要な骨を除去します。
単に直線的にカットするのではなく、あご本来の自然なカーブに沿って曲線的(またはL字型)に切除することで、術後に新たな角や不自然な段差ができないよう仕上げます。
必要に応じて外側皮質骨削りも併用し、骨の構造的な強度を保ちつつ側面を薄く削ることで、正面から見てもすっきりと細いフェイスラインを作ります。
6. 骨表面の平滑化
切除した骨を取り除いた後、骨の断面や端を特殊な器具で丁寧に研磨して滑らかに整えます。これにより、皮膚の上から触れたときに不自然な段差や凹凸が残るのを防ぎます。
7. 筋肉(咬筋)の調整
エラの張りに咬筋の発達が強く影響している場合は、骨削りと同時に筋肉の一部を部分切除して薄くします。
手術による筋肉切除のほか、術後にエラボトックスで徐々に筋肉を縮小させるアプローチを選択される患者様もいらっしゃいます。
8. 縫合・圧迫固定
口腔内の切開部を溶ける糸で丁寧に縫合します。
術後の腫れを最小限に抑え、剥離した組織をしっかり定着させるため、専用の圧迫バンドで固定を行います。
9. 回復(リカバリー)
麻酔から十分に覚めるまで回復室で経過を観察します。クリニックの方針や手術内容・経過に応じて、当日退院または1泊入院となります。
手術時間: 約1.5〜3時間(筋肉の調整や皮質骨削りの併用有無によって異なります)
ダウンタイムと回復の経過
骨へのアプローチを伴うため、術後1〜2週間は大きめの腫れが生じやすく、他の顔の手術に比べて腫れが強く出やすい傾向があります。
骨の定着・回復をスムーズにするため、術後2〜4週間は無理のない柔らかいお食事(おかゆ、スープ、うどん等)をおすすめしております。
最終的なフェイスラインの完成は術後2〜3ヶ月頃となり、その後6ヶ月ほどかけてさらに自然になじんで落ち着いていきます。
メリット
エラ削り(下顎角形成術)—メリット
ゴツゴツとした四角いフェイスラインを、やわらかくシャープな印象へ
顔の下半分が広く見える原因である目立つエラ(顎角)を軽減
滑らかで綺麗な卵型やVラインのフェイスラインに
上顔部・中顔部に対して下顔部が大きく見えてしまうお顔のバランスを改善
韓国の輪郭整形でも人気が高い、垢抜けた洗練された印象のフェイスラインへ
あご先や頬骨の手術をしなくても、重たい印象のエラ(顎)をすっきり改善



